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佐々木 泰一*; 斎藤 保
Carbon, 18, p.407 - 411, 1980/00
被引用回数:4 パーセンタイル:34.88(Chemistry, Physical)5種類の原子炉用黒鉛材料と2種類の熱分解黒鉛を含む14種類の多結晶性人造黒鉛材料について微結晶の結晶格子定数と結晶格子ひずみ()を測定した。原子炉用黒鉛材料と熱分解黒鉛はJMTRで720~1350Cの温度で3.710n/cm(E0.18MeV)まで照射した。照射前試料では、結晶格子定数Coとの間に直線的関係のあることがわかった。しかし高温照射後の試料では、Coは照射量が増加しても殆んど変化せず、だけが異常に著しく増加することがわかった。この現象は高温照射効果を特徴づける現象と考えられる。この現象について従来報告されている放射線損傷モデルの適応性を検討した。以上の実験結果から、C軸方向のtwist boundary間の高さは約70ぐらいになることが推定された。